でき太くんのチルドレンズハウス

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コラム

Topic 4: 幼児期の学習で大事なこと

~できる体験を作りましょう~

幼児期の子ども達は、これから一生続けていくことになる“学び”のスタートラインに立ったばかりの存在です。幼児期の子どもたちにとって、“勉強”は憧れであれ、小学校に入ることは、ワクワクドキドキで、楽しみなものとして期待と希望に満ち溢れています。
“お勉強ごっこ”と言いながら、遊びの中で勉強を“ごっこ遊び”することさえあります。
そのぐらい、幼児期の子どもたちにとって“学び”とは、楽しみなことのように映っているようです。
そして、このような様子を見る私たち周りの大人は、「勉強=楽しみ」というイメージを持ってずっと取り組んでいってほしいと願いますよね。

しかし、ひとたび、小学校に入学し、しばらくすると、ワクワクドキドキで期待と希望に満ちていた子どもたちのキラキラした目が、少しずつ減っていってしまうのが実情です。

その原因としては、「苦手意識を持ってしまった」、「わからないことが多くなった」ということではないでしょうか。
では、このようにならないためには何が必要なのかというと、まず1つは「できる体験の積み重ね」です。

~幼児期は、全員が一斉に同じことに取り組むことが不適な時期~

幼児期の4,5歳~小学校2年生ぐらいの時期というのは、成長にばらつきがあります。
身体の成長にばらつきがあることはもちろんのこと、知的面や精神的な成長発達にもばらつきがあります。
ある1つのことを、年中さんからすでにできる子もいれば、年長さんでもできないケースがあります。

このように幼児期の子どもたちの成長発達は、十人十色です。
十人十色だからこそ、全員が一斉に同じことに取り組むということは、難しいのです。

成長にばらつきがあっておかしくない幼児期に、同じことに取り組ませても、まだまだその立ち位置に立っていないお子さんにとっては「できない」という負の体験を強いる“きっかけ”だけを作ってしまうことになってしまいます。

まだ、意識が柔軟なこの時期は、他者と自分を比べることがあまりないため、さほどお子さん自身は気にしませんが、ひとたび園などの教育機関に入れば、「うちの子、~ができていない」といった具合に、ついつい親御さんがお子さんの出来不出来を気にしてしまうこともあります。

しかし、画一的な平均値だけで、子どもの能力を決めつけることは、生まれてまだ4~6年しか経っていない子どもにとっては、とても辛いことです。

むしろ、幼児期という時期こそ、一人ひとりの子どもの立ち位置に合わせて、「できる」ことを見極めてリードしていくことが重要です。

~大人も、子どもも、「できる」と思えるプラスの体験で意識が変わります。~

大人も、子どもも、「できる」と思えるプラスの体験ができるのは、純粋にうれしいものです。
特に、幼児期という固定感がなく、意識がとても柔軟な時期は、その時に経験したことがベースとなって、学齢期以降の物事の見方・取り組み方が決まってきます。
つまり、この固定感がなく、意識がとても柔軟な時こそ、「自分はできる」と思えるプラスの体験を十分に積んで、自信をつける大事な時期になります。

プラスの成功体験は、「これができた!」と実感できる体験です。言い換えれば、“自分の能力を知る体験”でもあります。
大人にとっても、「できる」というプラスの体験が増えれば増えるほど、意識が上向きになり、「次もいけるかもしれない!」という意識が湧いていきます。自信が付き、物事を肯定的に見れる意識も大きくなっていきます。

この感覚は、幼児期の子どもにとっては、もっともっと深みを持って感じることができます。
幼児期は、まだまだ自分の能力がどこまでかが、大人のように客観的に見れない年齢ですが、「これもできた、あれもできた、あんなこともできた!」という経験が増えていく中で、自信につながっていきます。
「ちりも積もれば山となる」という諺のように、プラスの成功体験をコツコツ貯蓄していけば、自分の能力に自信が持てる“しなやかな自己肯定感”が培えます。

~「“できる”と思える体験ができる環境を整えること」がベスト!~

大人も、子どもも「できる」と思えるプラスの体験から、自信をつけていくことができます。
上述したように、これから一生続けていくことになる“学び”のスタートラインに立ったばかりの存在である幼児期の学習において大事なことは、子どもの「できる!」と思えるプラスの体験を大事にすることです。

そこで、実際に、幼児の学習をリードする時に、私たち大人が心がけるのは「“できる”と思える体験ができる環境を整えること」です。

幼児の算数についていえば、数の発達も、十人十色です。だからこそ、一人ひとりの子どもの数の発達状況を見極めていくことが重要です
10までの数概念が十分身についている子もいれば、5までの数概念までしか身についていないお子さんもいます。5までの数概念までしか身についていないお子さんに、5よりも大きな数の計算に取り組ませることはハードルが高く、負の体験を強いることになってしまいます。
「できないこと」はあえて問題視する必要はありません。「できる」ところからスタートすれば、「できなかったこと」は、必ずできるようになります。

私たち大人は、一人ひとりの子どもの「できること」、「できないこと」をしっかり見分け、段階を踏んで「できる」ところからスタートして能力を伸ばすお手伝いをしていく立場にあります。

幼児の学習で私たち大人が大事にしなくてはいけないことは、「できないこと」を浮き彫りにさせることではなく、「“できる”と思える体験ができる環境を整えること」です。

 

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